日常のこと


by a7617

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誰もが書かなかった日本の戦争 田原総一郎 著

今日12月8日は当時の日本海軍がハワイオワフ島の真珠湾に在ったアメリカ海軍の太平洋艦隊と
基地を攻撃した日である。


この日から太平洋戦争が始まりました。
様々な見方はあるが、この戦争で犠牲になった日本人の死者は300万人以上で、
一説によれば、関連死を含めれば400万人とも言われている。
それにしても、なぜこのような、負けるに決まっている戦争を始めてしまったのか、
改めて考えさせてくれたのがこの本の内容です。
情報力を持たず、外交戦略を誤まって世界から孤立し、
ついには負けることが判っている戦争を始めてしまった。

戦争は始めるのは簡単ですが終わらせるのは極めて難しいものです。
おびただしい犠牲者が出なければ、終わることはないのです。
この事は古くは、第一次世界大戦、近くはベトナム戦争を見ても良くわかります。
日本はこれを二度と繰り返してはなりません。

本文 252ページ~253ページ

・・・木戸と天皇の言葉をたどると国の命運がかかっているそういう非常時事態の時には、
皇族が直接責任を負う地位につくべきではない。
つまり国家の命運を背負うよりも長く続く「万世一系」の皇室を傷つけず、
守ることが大事だと考えているようにも受け取れます。

木戸
や天皇は日本が負けることを想定していて、
敗戦の責任を負わされ皇室が壊れて亡くなるようなことを、
何よりも恐れたと言う事になるのでしょうか。

二行略

土壇場で肝心のところが無くなってしまい、みんなそれぞれの立場を守りだすことになっていったのです。
現に、1945年の敗戦で天皇は戦争責任を問われることなく皇室は安泰です。
その意味では木戸や天皇は皇室を守る事では近衛東条とは比較にならないくらい、
強烈な現実主義者だったとも言えます。



誰もが書かなかった日本の戦争 田原総一郎 著_d0031171_11265223.jpg

by a7617 | 2012-12-08 11:11