日常のこと


by a7617

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本を読んで 「星月夜」 伊集院静 著

伊集院静さんが推理小説を発表した。
話の展開は「松本清張さん」に似ているなと思った。

浅草に置かれた警察の行方不明相談所に岩手の山奥から東京に出てきた孫娘の行方を探す
農家の老人が出てくる、と言うところから話は始まる。
出雲でも鍛冶屋の老職人が行方不明になる。
そして東京湾で二つの遺体が見つかる。
この場面は先日行った若洲海浜公園の設定だったのが「おや」と言う感じで面白く読んだ。

冷害に遭った岩手の田舎で老農夫が生きて行くことの厳しさと、行方不明になった
純朴な孫娘の優しさの場面。
一方、出雲では行方不明の祖父の心配をする孫娘の思い。
この家族を思う場面がうまく書かれて切ない。
岩手と出雲の風土の描写もきれいに書かれていました。
この仕事の価値と家族の情愛それが作家が伝えたかったのかもしれない。
岩手、出雲、山口と結ばれる点と線を追っていく刑事が見た昭和の貧しさ、格差、在日二世への差別。
川崎の場末で育った私には記憶に在る忘れられない風景描写でした
単なる推理小説と言う枠を超えて、楽しめると思います。



本を読んで 「星月夜」 伊集院静 著_d0031171_95376.jpg

by a7617 | 2012-06-17 09:03