日常のこと


by a7617

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体
感じた事
日々思う事
未分類

検索

訪問者数

since2011/10/22

以前の記事

2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月

フォロー中のブログ

エキサイトブログ向上委員会

最新のトラックバック

ライフログ

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

里の秋

里の秋と言う歌がある。
学校で習ったわけではないが記憶に残っている。



静かな静かな 里の秋/お背戸に木の実の落ちる夜は/ああ母さんとただ二人
栗のみ煮てます いろりばた

とてもいい歌ですね。
調べてみたらこの歌は「庭の千草」や「故郷の空」などと同じように、アイルランドやスコットランドの民謡が原曲で明治期に歌詞がつけられた学校唱歌だと思っていたがそうではなかった。

里の秋の歌詞(斉藤信夫)の原題は星月夜で1941年(昭和16年)12月末に作られ、作曲(海沼実)は1946年の事であり戦後生まれの歌だったのです。
作詞された時の歌詞の3,4番は「父さんの活躍を祈ってます。将来ボクも国を護ります」という様な内容で締めくくられている。
戦後このままでは使う事は出来ないので改められました。
このあたりのいきさつは煩雑になるのでここには載せません。

二番の歌詞は
明るい 明るい 星のそら 泣き泣き 夜鴨の渡る夜は 
ああ父さんの あの笑顔 栗のみ食べては思い出す

このあたりを聞けば母子家庭の歌に聞こえますが、
実際は戦地からの父親の無事帰還願った歌なのでした。

1945年当時の東京放送局、現在のNHKのラジオ番組「外地引上げ同胞激励の午后」で放送され
「復員便り」(1946年)のテーマソングになり、広く歌われるようになった。
この背景を知らなければ、出稼ぎに出ている父親を母と二人で待っている
秋の夕べの歌だと思われてしまう。

三番の歌詞は
「さよなら さよなら椰子の島/ お船に揺られて還られる/ああ 父さんよ 御無事でと/今夜も母さんと祈ります」である。

父親の出征先、戦地は南方だったのである。
生死不明、もしくは捕虜収容所に入れられていたかもしれない。
この歌詞には、父親が無事に帰還するのを心待ちにしている心情がにじみ出ている。
by a7617 | 2013-10-13 10:15