日常のこと


by a7617

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三十光年の星たち 宮本輝 著

この作者の本は「流転の海」を読んで感動しましたのでこの物語も読んでみたくなった。

物語は、事業に失敗し借金の返済に行き詰った青年が、自らの哲学を持った不思議な金貸しの人の下で
運転手として働きながら再起の道を探ると言う話です。

我々のような老人になってやっと判った?ことは「何かを教わるには理不尽に耐えることが必要なのではないか」
登場人物は時間のかかる物事に取り組む人ばかりです。
苗木から森を育てようとする料亭の女将。
古代の染物の技術に取り組み植物染に取り組む職人。
亡父の残した借金を毎月三千円ずつ返し続ける女性

自分の三十年後を考えて今を一生懸命生きてみろと、物語はこの不思議な老人に言わせています。
うーん
物語で主人公が老人仕事を頼まれて
「自分なりにやってみます」と答えると老人が「自分なりにと言う壁を超えるんだ、
君は世の中に出てからずっと自分なりにしか頑張ってこなかったのだ」
このあたりの場面ははっとさせられましたね。

私も若い時に三十年後の自分を考えて行動したら随分違った人生になったことだろうと
考えさせられました。
凡人にそんな遠い未来を想像することはできないでしょうね。


三十光年の星たち 宮本輝 著_d0031171_9524413.jpg

by a7617 | 2013-08-28 09:50