日常のこと


by a7617

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「神奈川の希少淡水魚を守る・里山の魚と渓流魚の復活作戦」

神奈川県立図書館主催の講座を聞いてきました。
神奈川県は首都圏に位置するために、淡水魚の生育環境の悪化が顕著です。
ミヤコタナゴ、ホトケノドジョウ、メダカ、ヤマメなどがきわめて厳しい事態に直面しています。
水産技術センタ内水面試験場ではこれらの絶滅危惧種の淡水魚を保護し、内水面生態系の復元を目的とし調査研究に取り組んでいます。
いろいろなお話を伺いましたが講師の「勝呂尚之」農学博士は
「最近絶滅に瀕した魚の問題がマスコミに取り上げらる機会が増えました。地味でマイナーな淡水魚が河川環境の指標として話題になることはとてもありがたい事」と言っておられました

その口座の中で私が初めて聞いた面白いお話を紹介いたします。
皆様は「ハリガネムシ」と言う名前を聞いた事が在りますか。
最近の研究によれば森林で育まれる陸生昆虫類は、森と川の生態系をつなぐ重要な役割を果たしているそうです。
ハリガネムシ(類線形虫類)という寄生虫が、宿主であるカマドウマ・キリギリス類(陸生昆虫類)の行動を操作して河川に飛び込ませることで、渓流魚に大きな餌資源(河川に飛び込んだ宿主)をもたらすという現象を発見し、そのような宿主が、渓流魚の年間摂餌量の6割をも占めることを明らかにしました。
このような寄生虫を介した渓流魚への陸生昆虫の供給が、渓流魚による水生昆虫類の摂餌量を低下させ、その影響が藻類やさらには河川の生態系機能(有機物の破砕速度)にまで波及することが判ったそうです。
要するにバッタが川に沢山飛び込むから川の魚が水の中のエサを食べずに済むから、環境を守っている、
と言う事らしい。
ただここでどのようにしてその行動を操作して「川に飛び込ませる」のかが不思議でした。
この事を受講生の方が質問しました。
先生のご説明によれば「まだはっきりとはわかりませんが“喉の渇きを起こさせる”」と言う事だそうです。

世間には面白い??話がたくさんあるものだね。


講義中の勝呂尚之農学博士

「神奈川の希少淡水魚を守る・里山の魚と渓流魚の復活作戦」_d0031171_16314121.jpg

by a7617 | 2012-07-25 16:16